2019/06/10
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この記事の目次
タイナビ登録されている土地付き土地付き分譲太陽光物件データを分析(2015年10月版)
前回の土地付き分譲太陽光物件の分析からかなり時間がたってしまいました。 これまでも何度か分析に着手はするものの、
- 分析には膨大な手間がかかる
- 登録物件数が以前にもまして増えている
ため二の足を踏んでいましたが、ようやくお届けできます。
今回は2015年10月17日時点でタイナビに登録されている全106物件の土地付き土地付き分譲太陽光物件データを比較してみました。
例によって簡略化のため、全106物件中、高圧35物件・価格非公開1物件を除く71物件でデータを比較しています。
なお、前回(2015/7/30)が、全68物件中、高圧18物件、価格非公開1物件、低圧49物件でしたので、やはり数が相当増えています。
※先ほど(10/18朝)タイナビをのぞいてみたら全111件に増えていました。(苦笑)
過去の土地付き土地付き分譲太陽光物件のデータ分析結果はこちら
※2015年6月7日時点のタイナビ登録全63物件のデータを比較 ※2015年7月30日時点のタイナビ登録全68物件のデータを比較
その結果、な、なんと、驚きの事実が!!
驚きの分析結果!?
・・・分かったわけではないのですが、せっかくですの皆様に情報を共有させていただきます。
(ネタも3回繰り返すと芸になると言いますので・・・。毎度のことですいません。)
実際には、今回もかなり有意義な結果でした。
なお、前回の分析結果時点からタイナビ物件表記(土地込みのコミコミ価格表記)が統一されていますので、直接比較が可能です。
※=前々回のデータとは直接比較はできません。
土地付き土地付き分譲太陽光物件データの分析結果 詳細
低圧全71物件結果
項目 | 2015/10/17データ分析結果 | 前回データ比較 |
平均価格[税抜] | 2161万円 | (+37万円) |
平均利回 | 9.4% | (+0.2%) |
平均容量 | 58.5KW | (+4.1KW) |
平均KW単価[税抜] | 32.3万円 | (-7.1万円) |
結果を一言でいうと、 平均価格には大きな変化はないものの、過積載による平均容量が増え、 結果として平均KW単価が低下している。 ということにことになります。
つまり「土地付き分譲太陽光は絶好の買い時」状態が続いていると言うことです。
売電単価毎の分析結果
売電単価[円:税抜] | 平均価格[万円:税抜] | 平均利回[%] | 平均KW単価[円:税抜] |
40円 | 2457 | 9.7(-) | 45.5(-) |
36円 | 2147 | 9.4(+0.5) | 44.8(-3.6) |
32円 | 2228 | 9.4(+0) | 39.2(-1.5) |
29円 | 3044 | 9.5(+0.6) | 34.0(-3.0) |
27円 | 2112 | 9.2(+0.2) | 31.9(-3.3) |
※すべて土地費用込みですが購入のものと借地のもの(20年分)があります。
※物件により含まれているものが異なります(フェンス、遠隔監視、連携費用等)のであくまでも参考値
※1物件に複数区画含まれるものも1区画分として算出しています。
どの売電単価の物件も利回りが向上
前回は32円物件の平均利回りの高さをとりあげたかとおもいますが、 今回はすべての価格帯で、前回の32円物件レベルまで利回りが軒並み向上しています。
40円物件の利回りが一番高い
面白いのはレアなはずの40円物件が一番利回りが高いことです。 前回分析時は40円物件は0件でしたが、今回は3件もありました。
(気になる方が多いと思いますので、40円物件の物件名を最後にご紹介させていただきます。)
土地付き分譲太陽光の二極化の兆候
実を言うと価格帯別分析ではそれ以外には大きな特徴がみられません。
逆に言いますと、これは土地付き分譲太陽光発電の販売価格が平準化していることを表しているのではと考えられます。
つまり、以前より何度か述べさせていただいている「二極化」です。
あくまでも私なりの仮説ですが 土地付き分譲太陽光物件の価格が軒並み安くなっており、 どれも「良い線」までは行っているのですが、どの物件も「決め手に欠ける」と多くの人が感じているのではと考えています。
※とはいうものの、商売上これは当たり前のことで、実際に問合せをして買う意思を見せた方にしか最終価格は提示しないのだと思います。
今回は力尽きてしまいましたが、次は標準偏差をとってバラつきがどのようになっているかを調べてみることで、上記仮説の検証を行うつもりです。
土地付き土地付き分譲太陽光物件データの分析結果 まとめ
①土地付き分譲太陽光発電の”絶好の買い時”状態はかわらず
②どの物件もいい線までは行っている。それ以上は実際の交渉で引き出す必要あり。
物件の詳細はこちらから
太陽光発電物件サイトはタイナビ発電所
※登録すると登録確認の電話がかかってきますが、それ以降のしつこい勧誘等は一切ありませんのでご安心してご登録ください。(すぐに登録できます。)
気になる高利回りの40円物件は
⇒三重県松阪市太陽光発電所をご覧ください。
※登録日がなんと「2015年4月10日」です。
⇒岡山県田熊発電所をご覧ください。
※登録日が「2015年7月17日」です。
コメント
おはようございます。
私は先日自宅に太陽光を
設置したばかりです。
太陽光について勉強させて
いただきます!
よろしくお願いいたします。
応援ポチです^ ^
by みやも 2015年10月19日 6:43 AM
こんばんは。
ブログへのコメント、そしてタイムリーな記事をありがとうございます。
大変参考になります♪
もう一歩業者さんから譲歩を引き出すなら、どんなものが良いのか、良い考えがありましたら教えてください。
よろしくお願いします☆
by リアルティ 2015年10月19日 11:06 PM
こうしてみると、設置コストは同じで価格が違うということは、40円案件はプレミアムがものすごいということですね。
つまり、業者にとって儲けが大きいということになります。
よく新聞に出ている値下がりを待って設置するということだと思います。
わざわざカモになるのもどうかなあという気がしないでもないです。
by 大場 2015年10月20日 11:29 AM
リアルティさん
ちょうど分析を進めているところでしたので、タイムリーにお届けできて良かったです。
ご質問の件、リアルティさんのブログにコメントさせていただきますね。
by あおそら 2015年10月20日 9:37 PM
>大場さん
そうですね。kw単価が最大13.6円違いますので50kw級でしたら実に700万円近く違うことになります。
でも、これも考えようで、逆に言えば40円案件には値下げ交渉の余地が十分にあるとも言えると思います。(笑)
次はそのあたりを掘り下げて記事を書かせていただきますね。
by あおそら 2015年10月20日 9:41 PM