2019/06/10
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この記事の目次
サラリーマン副業として個人事業で太陽光発電に取り組んでいる人は100%即時償却がおすすめ
最後の最後まで悩んでいた、グリーン投資減税を行うかどうかですが、私個人としては
サラリーマン副業で個人事業で太陽光発電を行っている人は100%即時償却しかない!という結論になりました。
100%即時償却をおススメする人の条件
私が考えてた100%即時償却をおススメする方の条件です。
- サラリーマンの副業として太陽光発電事業に取り組んでいる方
- 個人事業として太陽光発電事業に取り組んでいる方
- 個人事業で青色申告を行っている方
- 50kw級の低圧を1基お持ちの方
- 太陽光発電事業以外の事業収入をお持ちでない方
上記の条件を満たす方であれば、100%即時償却が税制的最もメリットがある方法のはずです。
100%即時償却をおススメする理由
理由はいたってシンプルで、上記条件では即時償却をしないと青色申告特別控除の65万円を使い切れないからです。
シンプル化したあくまでざっくりイメージで例示します。
●100%即時償却をしない場合
収入:太陽光発電の売電収入:50kwで200万円/年程度。
経費:太陽光発電事業の経費がざっと100万円
:太陽光発電施設の減価償却費ざっと1500万円/17年(定額法)=約90万円。
この段階で
事業収入:200万円-(100+90)万円=10万円となります。
つまり、青色申告特別控除の65万円を使う余地がありません。(55万円使い切れない)
太陽光発電事業の場合、経費の積上げはできるが収入は増やせない。
経費に関しては、あまり無理のない範囲で積み上げてもこれぐらいの額にはすぐになります。
さらに言うともし経費をもっと増やしたければ青色専従者という手もあります。
逆に太陽光発電事業の収入は(設備増強をしない限り)これ以上は増えません。
天候が良かったり、システム的にシミュレーション値より上振れしたりはするかもしれませんが、それでも+30%程度が関の山でしょう。
上記の例で100%即時償却をした場合、減価償却の費用90万円がなくなりますので、
事業収入:200万円-100万円=100万円となり、青色申告特別控除の65万円を全額控除することができるようになります。
100%即時償却した分はサラリーマンの給与所得と損益通算
100%即時償却をすれば、サラリーマンの給与所得との損益通算することで事業開始年度にの通算所得を0にすることができますので、
所得税と住民性を0とすることができます。
また、個人事業(青色)であれば3年間赤字を繰り越せますので、損益通算しても償却しきれなかったとしても、2~3年かけて償却することが可能です。
まとめ
サラリーマン副業で個人事業で太陽光発電を行っている人は100%即時償却がおススメ。
当初1~3年間はサラリーマンの給与所得と損益通算で税金を0に。
それ以降は青色申告特別控除の65万円を有効に活用できる。
コメント
サラリーマンの場合50KWの太陽光収入があっても雑所得しか認められないとあるのですが青色申告ができるのですか。
by 綿野節男 2018年1月20日 2:06 PM
綿野さま
コメントありがとうございます。
サラリーマンの太陽光発電の事業収入かどうかについてはこちらの記事にまとめていますので、ぜひこちらの記事をお読みください。
https://aosoracompany.com/archives/56
私個人的にはここ最近では50kw級の太陽光発電で雑所得になったというお話は聞いたことがないです・・・。
by あおそら 2018年1月20日 9:08 PM