2019/06/10
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この記事の目次
太陽光発電の個人事業を法人化(法人成り)|太陽光発電資産の引継ぎ
2016年は太陽光発電所を2基追加することができましたので、これでようやく計3基の太陽光発電所を保有することができました。
新しく始めた別事業(もちろん副業)が思いのほか好調で、いよいよ法人化(法人成り)を検討する時期のようです。
太陽光発電の個人事業を法人化(法人成り)するにあたり、太陽光発電所資産をどのように引き継ぎするかという課題があります。
特にグリーン投資減税にて100%即時償却をした1号機の引き継ぎが難しそうです。
個人事業の法人化(法人成り)で実質的な資産の引き継ぎの方法
太陽光発電事業に類似(?!)の不動産賃貸事業を参考にどのように資産引き継ぎを行うべきかを調べてみました。
法人成りでの資産引継ぎには大きく4パターンがあるようですが、実質的にはとれるのは以下の2択のようです。
- 譲渡
- 賃貸
太陽光発電システムの譲渡
譲渡は個人(個人事業)が新法人に資産を売却することです。
個人事業主は「売る」わけですから売上が発生します。
事業所得(または譲渡所得)が発生します。
グリーン投資減税にて100%即時償却をした1号機の場合、どうやら「100%即時償却分=購入したそのままの金額」が売却益として発生するようです。
これはきつい!ということで1号機の譲渡は厳しそうです。
ちなみに「太陽光発電システム」としているのは土地は賃借だからです。
太陽光発電システム賃貸
賃貸は資産を新法人に貸すことです。
イメージとしては、
個人事業主は、太陽光発電所を新法人に貸し、その賃料を得る。
新法人は、太陽光発電所を個人事業主から借り、太陽光売電収入を得る、その対価として賃料を支払う。
でしょうか。
この場合は、「太陽光発電所の所有権は個人事業主に残したままで、売電収入を新法人に入れる」という対応が必要だと思っています。
・・・そんなことできるのでしょうか?
九州電力のよくある質問によると「事業者の変更」自身は軽微変更でできるようです。
ただこれは所有権がうつる(=売却する)前提でのお話なのか、そんなこと気にしなくてよいのか・・・。
まとめ
いろいろと調べてみましたが。よくわかりません。
いろいろ調べてみましたがまだネット上にはほとんど情報はないようですので、もしお分かりのかたがいらっしゃいましたらぜひご教示ください!
「〇〇に聞くと良いよ!」のような情報でも大変ありがたいです。
その他、「そもそもの考え方が間違っている!太陽光発電資産の引き継ぎの方法はこれだ!」などのアドバイスなどもぜひお待ちしています。(笑)
コメント
どうせ、設立時には司法書士にお世話になりますから
ご相談なさっては?
発電所の現物出資という方法もありますので。
償却しつくした発電所の価格の算定でもめそうですけどね。
(500万以下の動産は査定人が要らないみたいですが)
by 匿名希望=通りすがり(鬼) 2016年12月9日 8:01 AM
通りすがり(鬼)さん
コメントありがとうございます。
なるほど司法書士さんの分野なんですね。
太陽光発電特有特有のやり方があるのではと思っていました。
個人事業側に収入が発生しないので私としては「賃貸」ができれば一番良いのかなぁと思っています。
by あおそら 2016年12月10日 1:57 PM
こんにちは。いつも楽しくブログ見てます^_^
私も太陽光を複数所有するにあたって個人から法人への切り替えを検討していまして、税理士に依頼する前提でいくつかの事務所と面談しましたが、資産の引き継ぎはやり方?がいろいろあるみたいでハッキリしたやり方が分からずじまいです(^^;;
ご存知かとは思いますが、太陽光の法人は法人事業税が約1パーセントかかるようです。
http://www.pref.kyoto.jp/zeimu/documents/dennkitirasi_1.pdf
法人の目的が節税なので、比較検討しないと結論は出ないと言われました。比較できる知識が無いので税理士にお任せしようと思います。
by ハイド 2016年12月9日 11:27 PM
ハイドさん
コメントありがとうございます。
やはりそうですよね。太陽光発電事業の法人成り自身がまだあまり事例も多くはないと思いますので、しっかりとした方法が確立されていないのだと思います。
複数のプロの方でもわからないとなると・・・。
とは言え、もう少し頑張ってしらべてみます!
by あおそら 2016年12月10日 2:01 PM
会社設立の登記は司法書士さんにやってもらうことになりますから
税理士では無理でしょうね。
by 匿名希望=通りすがり(鬼) 2016年12月10日 4:44 PM
通りすがり(鬼)さん
あれからいろいろと調べましたが、
メガソーラーではリースという方法が結構取られているようですね。
ただ弁護士や司法書士なども絡んでものすごく大変そうな印象です・・・。(笑)
by あおそら 2016年12月11日 6:48 PM
素人発想、かつ質問ですいません。個人から法人へ残存簿価と同じ金額で売却したらどうなりますか?
個人は資産売却ですが償却費用で相殺されて所得ゼロにならないのでしょうか?
この案が検討済みでしたらばごめんなさい。
by 通りすがり 2016年12月21日 10:22 PM
通りすがりさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
購入年度に100%即時償却をしているので、売却した金額がそのまま個人側が所得になってしまうのです。
1000万以上の所得増となりますからね。きびしいです。(苦笑)
by あおそら 2016年12月23日 4:15 PM
法人への売却額算定ルールを、「残存簿価での買い取り」としたらどうなりますでしょうか。
初年度償却済は1円。1000万の簿価設備なら、1000万のように、単一ルールを複数発電所に適用することで、一貫したルールでの売却とはなりませんかね?
by 通りすがり 2016年12月22日 1:27 PM
通りすがりさん
コメントありがとうございます。
100%即時償却した太陽光発電施設の簿価が0(1円)とみなされれば良いのですが、やはりそういうわけにはいかないようです。
17年で均等割りした簿価と仮定して・・・ぐらいかなぁと思います。
とは言えまだ発電開始から2年ですから、まったく償却が進んでないですから結局厳しいのですが・・・。
難しいです。
by あおそら 2016年12月23日 4:19 PM