2019/06/10
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この記事の目次
経済産業省より2016年度の太陽光発電の売電価格が発表
2016年3月18日、経済産業省より2016年度の太陽光発電をはじめとした各種再生可能エネルギーの売電価格が発表になりました。
例年通り、2月の調達価格等算定委員会の委員長案が、そのまま採用されています。
気になる非住宅用太陽光(10kW以上)は24円/kWhで決定
当ブログの読者の方が最も気になる非住宅用(10kW以上)の買取価格(税抜)は24円/kWhで決定です。
私は期待も込めて25円/kWhと予測していましたが、残念ながら予想的中とはなりませんでした。
この買取価格が高いか低いかはいろいろな意見があるようです。
過去の推移をご覧ください。
2016年度 | 2015年度 |
2014年度 |
2013年度 |
2014年度 | |
売電価格[/kWh(税抜)] |
24円 | 27/29円 | 32円 | 36円 | 40円 |
前年からの下げ率 |
11.1% | 15.6% | 11.1% | 10.0% | ― |
いかがでしょうか?どのように感じられるでしょうか?
「残念!」と思われる方もいらっしゃいますし、「まだまだ行ける!」と思われる方もいらっしゃいます。
今後の売電価格はどうなる?
一方で売電価格を2019年までにさらに段階的に下げていくことも計画されています。
先日、日経新聞などマスコミ各社が記事として取り上げましたので、記憶に新しいかと思います。
日経新聞の記事の要約としては以下3点に集約されます。
- 太陽光電気の買取価格を2019年度までに今より2割以上引き下げる
- 一般家庭に転嫁される太陽光発電料金の負担が重くなりすぎたため
- 太陽光発電に対する優遇措置を是正する
本記事の情報ソースは2016年4月1日に開催された経済産業省の「基本政策分科会 再生可能エネルギー導入促進関連制度改革小委員会」という有識者会議です。
過去の太陽光発電の仕組みを決めてきた有識者会議ですので、この方向性はほぼ既定路線でしょう。
つまり2019年度をめどに今よりさらに2割以上売電価格が下がるということになります。
とは言え個人的には、2016年度から3ヵ年かけての2割ダウンというのは、これまでのダウン率からするとずいぶんと緩やかだなぁと感じてしまいます。
今後の個人向け太陽光発電の行方は
さてこれらの内容をうけてみなさまどように感じられたでしょうか。
私自身は現段階では「2016年の24円はぜんぜん大丈夫では?!」と思っています。
太陽光発電パネルや架台の価格はずいぶん下がってきましので後は土地と施工料金しだいです。
土地と施工料金を安くあげることができればまだまだ十分な利益を取ることが可能です。
特にご自身の土地をお持ちでまだ太陽光発電に踏み切れていない方、まだまだ間に合いますのでぜひチャレンジしてみてください!