2019/06/10
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この記事の目次
2016年度の太陽光発電買取価格はいくら?
本日の日本経済新聞に「2016年度の太陽光発電の買取り価格を20円台前半まで下げる方向で検討している」との記事が掲載されています。
経済産業省は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で、主に企業が持つ大型の太陽光発電の2016年度の買い取り価格を4年連続で引き下げる検討に入った。太陽光パネルの性能向上などを踏まえ、15年度の1キロワット時あたり27円から20円台前半まで下げる方向だ。地熱などの買い取り価格は維持し、バランスの取れた再生エネの普及をめざす。
私の2016年予想は24~25円(期待もこめて)
私自身は、2016年度はそれほど大幅な買取り価格ダウンはないと予測していました。
入札制度の導入などにより一段と敷居が高くなりますので、これ以上買取り価格を下げると一気に太陽光発電ばなれが進むと思うからです。
まぁ、25円でも20円台前半ですので、24~25円ぐらいで収まってくれれば御の字かも知れません。
家庭用太陽光発電(10KW未満)とソーラーシェアリングの普及に期待
産業用より、むしろ10KW未満の家庭用太陽光発電やソーラーシェアリングの普及に対する後押しが欲しいと思います。
太陽光発電の導入が一段落してコストが下がったのであれば、次は本格的な普及期に入ることになります。
言いかえると、一般家庭への導入が進むはずです。
ただ、現状価格レベルですと、過去が良すぎただけなのかもしれませんがこれから家庭用太陽光発電を導入しようと人がどれだけいるのか?というとかなり疑問です。
そう言った意味で、10KW未満の家庭用太陽光発電はもう少し政府の後押しに期待したいです。
ソーラーシェアリングについても同様です。
現状ですと、あまりにもグレーな部分が大きいため、導入に踏み切れないのが正直なところでしょう。
こちらについては制度(基準)の明確化を進めるのはもちろんですが、そのリスクに見合うだけのリターン(=買取価格)が欲しいところです。
耕作放棄地の有効活用というお題目があるのですから、ある程度の後押しは罰があたらないと思います。
2016年の買取価格決定までのスケジュール
調達価格等算定委員会が19日に算定作業に着手。3月末までに価格案を示し、経産相が最終決定する。
とあります。期待して待ちたいと思います。