2019/06/10

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使用済みEVバッテリーで新ビジネス?!
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スマートジャパンにて興味深い記事をみつけました。
EVの“使用済み”バッテリーがドル箱へ、再生エネの導入拡大が後押しか簡単に言うと、廃棄・交換されたEV自動車の電池を再生エネルギーの蓄電池として活用しようというものです。
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面白そうでしたので、いくつかデータを調べてみました。
・電池容量が当初の70%を割り込んだ場合に交換対象になる。
・日産リーフの電池容量は24kWh
⇒70%ダウンでも16.8kWhの蓄電池として使える
・日産リーフの国内出荷台数:3万7000台(14年4月の記事)
⇒10年12月発売開始、つまり13,000台/年程度なので既に5万台程度と出荷されていると想定される。
⇒5万台の蓄電池!
・トヨタプリウスの電池は1kWh程度と非常に小さい。
⇒車の数は多いが容量的に小さいため、電池を集めて加工する作業が必要
⇒ビジネス的にはちょっと面倒。
・太陽光発電用の蓄電池は産業用であれば15kWhぐらい。
⇒抑制対策であればこれぐらいで十分?!(すいません。勉強不足です) -
ということで本来廃棄する予定(=ゼロ円)のEV車用の蓄電池を、再生エネルギーの蓄電池として再利用するというビジネスを検討しているようです。目の付け所が良いと思いました。
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ただし、既に日産は住友商事と合弁会社を設立していろいろな試みを行っているようですので、日産や三菱などのEV自動車を持っている以外の会社が入り込む隙間はなかなかなさそうです。
テスラもそうですが、自動車業界と再生エネルギーの融合が今後ますます進むように思えます。
今後の展開に期待ですね。