2019/06/10
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普通の屋根と見分けがつかない太陽光パネル|テスラ社イーロンマスクが考える将来
テスラ社のイーロンマスク氏が、またぶっ飛んだ商品を発表しました。
一言で言うと
普通の屋根とまったく見分けがつかない太陽光パネル
です。
詳細については日経テクノロジーOnlineの記事に詳しいのですが、新商品の概要を引用させていただくと
「ソーラールーフ・タイル」と呼ばれる新しい商品はいわゆる「建材一体型太陽電池」で、4種類が紹介された。日本瓦に似たS型でオレンジ色のツーソン・タイル、斧で割った石片のようなスレート・タイル、斧で割った木片のような質感のテクスチャー・タイル、そして、平らなスームズ・タイルになっている。
今までの「建材一体型太陽電池」の違いは、太陽電池セルが「目に見えない」ことである。通りからは従来の屋根材とまったく見分けがつかないが、屋根に登って上から見るとセルがくっきり見えてくる。
とのこと。
記事には「4種類のタイル」と「屋根」が写真で紹介されているので、ぜひご覧ください。
太陽光パネルのブルーオーシャンとなりえるか
先日の国内展示会では、国内大手企業が「美しく敷き詰められる太陽光パネル」を展示していました。
これらの商品は、おそらく発電効率はこれまでのパネルと比べてずいぶん落ちるのではないかと予想されます。
実際、記事の中でも発電効率について一切触れていません。
発電量ではなく景観を追求した太陽光パネルということで、
これまでとはターゲットをずらした、いわゆるブルーオーシャンを狙った商品なのでしょう。
日本でも「太陽光パネルが景観を損ねる」との声は色々なところから聞きます。
でも太陽光発電がクリーンエネルギーであることを否定する人は少ないです。
そのような方でも(もちろんコストメリットがある大前提であれば)、太陽光パネルの導入を考えてくれるかもしれません。
日本市場向きの商品ではなさそうだが・・・
とは言え、実際には日本市場向けの商品ではなさそうです。
記事中に
米国では新築、または屋根の葺き替えにより、毎年400~500万件の新しい屋根の市場があります。
との紹介があります。
米国ではそうかもしれませんが、残念ながら新築住宅信仰が強い日本では屋根の葺き替えは一般的ではありません。
日本の場合新築でしたらエココルディスのようなスタイルの商品のほうが選択されるのではないでしょうか。
もちろんテスラ社の商品は米国市場向けです。ただし日本でも類似の商品を考える会社も出てくるでしょう。
このような商品がどのような切り口でビジネス展開をされるか、今から楽しみです!