2019/06/10
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この記事の目次
ポケモンGO(Pokémon GO)とは
ポケモンGOがついに日本でも公開されました。
待ちに待った日本でのリリースということで事前に公開済みのアメリカに負けずおとらずの熱狂ぶりを見せています。
ポケモンGOは「ポケットモンスター」の任天堂と「INGRESS」のNiantic社で共同開発した位置情報を使ったゲームです。
現実世界の位置情報を使って、仮想世界のポケモンを捕まえたり、バトルしたりすることができます。
位置情報にかかわるゲームの概要をかんたんに説明しますと
- ゲーム内のあらゆる場所でポケモンと遭遇できる
⇒スマートフォンのマップ上でポケモンの位置を確認し、現実世界でユーザーがその場所へ移動すると、ポケモンと遭遇できる。 - 世界中のあらゆる場所にある「ポケストップ」でポケモンを捕まえることができるモンスターボール等の便利アイテムを獲得できる。
- ゲーム内では、さまざまな場所にジムとよばれるバトル拠点が配置されている。
⇒ポケモンによるバトルによってジムを所有することができる。
となっています。おもしろそうですね!
iPhoneでもAndroidでもゲームの基本要素は無料で楽しめるとあって、これならみなさんが熱狂するのもうなずけます。
世界中でトラブルが発生中
一方、ポケモンGOによるトラブルも日本全国はもちろん世界中で起こっているようです。
トラブルのひとつは歩きスマホなどの歩行中・運転中の事故トラブルです。
アメリカでは崖に落ちてしまったケースなどもあるようです。
もうひとつのトラブルは、立ち入り禁止区域に代表される市有地/公共地へのプレイヤーの立ち入りトラブルです。
本来の主目的とは異なる区域に、ポケモンGOのために立ち入ることがトラブルの原因となっています。
ポケモンGOの太陽光発電所へもたらす影響
ランダムに発生するポケモン。
太陽光発電所の中にポケモンがまぎれこんでしまうことも十分に考えられます。
いえ、むしろ、ポケモンの主要キャラクターである「ピカチュウ」が
「でんきぶくろ」で作られた電気を放出して相手にぶつける「10まんボルト」や「かみなり」で相手を攻撃するという
という電気系のポケモンであることを考えると
太陽光発電所の中にぴかちゅうが巣を作ることは間違いありません。
とすれば、
ピカチュウを追ったポケモントレーナーのこども達(大きなこども達含む)が、太陽光発電所の中に誤まって侵入してしまうこともありえます。
この場合、侵入者が太陽光発電施設を壊してしまう懸念ももちろんですが、なにより感電などによる負傷が心配です。
ポケモントレーナーのみなさまには、電気を扱う太陽光発電施設は専門の知識を持たない人にとって危険な設備であることをご認識のうえ、
決して太陽光発電施設内に入らないようにご注意をお願いします。
太陽光発電所視点でのポケモンGO対策
私自身、自身の太陽光発電施設には、こどものいたずら防止のためフェンスを設置し、そのうえでもしものための賠償責任保険に加入していますが、
これまで「実際には使うことなさそうだなぁ」と考えていました。
ところが今回のポケモンGOフィーバーにより、これらの対策が必須になるかもしれません。
そこで太陽光発電所/太陽光発電事業者視点でのポケモンGOへの対策を考えてみます。
太陽光発電施設が危険な設備であることをお知らせする
現実問題としてフェンスを設置していない太陽光発電所に今からフェンスを設置するのは難しいでしょう。
せめて以下のような標識を設置することで、危険設備であることをお知らせしてはいかがでしょうか。
太陽光発電関係者以外の方には発電施設が危険なものであるという認識が少ないはずです。
こちらの標識ですと、こどもでも理解できるように直感的に図示されているところがポイントです。
もちろんこれにより瑕疵責任のリスクを少しでも下げることができると思います。
賠償責任保険へ加入する
事故が起きてしまった後の話になり恐縮ですが、やはり賠償責任保険への加入は必須です。
10億円の賠償責任保険でも数千円程度で入れます。
個人的にはリスク対効果を考えると入らないという選択肢はないとすら考えています。
ぜひご検討ください。
まとめ
ポケモンGO(Pokémon GO)が日本で大流行しており、その影響が太陽光発電施設に及ぶ懸念があります。
ポケモンハンターの皆様へ
ポケモンハンターのみなさまは太陽光発電施設が危険な施設であることを認識して、不用意に立ち入らないようにご注意ください。
太陽光発電事業者の皆様へ
太陽光発電事業者のみなさまは、ポケモンハンターのみなさまが誤って太陽光発電施設内に立ち入ったりしないよう最大限の配慮を行いましょう。