2019/06/10
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この記事の目次
蓄電池+太陽光で電力は安くなる?!
昨日の日経新聞にテスラ社関連の興味深い記事が掲載されていました。
テスラ社が3500ドル(約40万円)の家庭用蓄電池を販売したのは記憶に新しいところです。
これまでの半額以下と言う値段設定に、蓄電池の価格破壊と多くのマスメディアやブログに取り上げられました。
アメリカと日本の太陽光発電普及への取り組み姿勢の違い
太陽光発電事業者としての視点で本記事を読んで驚いたのは
米政府は太陽光発電への税制優遇の3年間延長を決めた。割合を下げながらも22年以降も減税は続く見通し。当初は打ち切り濃厚とみられていたが業界団体の激しいロビー活動で流れが変わった。太陽光パネル業界だけで17万人以上の雇用が生まれ、政治的に無視できない規模になったことが効いた。
との記載です。
勉強不足にてアメリカでどのような税制優遇が取られているかは知りません。日本ほど大きな税制優遇が取られていないのかもしれませんが、それしても、アメリカでは税制優遇がさらに延長されたとのこと。うらやましい限りです。
確かに、最近、アメリカがらみの、太陽光発電普及の記事はよく目にします。
このような税制優遇が取られていることが背景にあるのかもしれませんね。
事業として蓄電池は割に合うのか?
40万円のテスラ蓄電池。安いことは安いのですが、電池は消耗品だということを考えると、事業として割に合うのかは微妙なところです。
固定買取価格36円や32円の太陽光発電所で、頻繁に抑制にかかるような物件の場合は償却できるかもしれませんが、現状の27円程度であれば微妙なところかもしれません。
もう一度「電気が使えるありがたさ」を考える
ただし震災にて、電力使えなくなくなるかもしれないという恐怖を身をもって体験した私たちであれば、バックアップ電源としての蓄電池の価値は十分に理解できます。
改めて、そのような視点で考えると40万円の蓄電池+太陽光発電と言うのは、やはり素晴らしいソリューションだなと改めて感じた次第です。
いちユーザーとしてテスラ蓄電池の早期の日本導入を期待しています。