2019/06/10

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タカラレーベルの太陽光発電ファンドが東証インフラファンドへの16年春にも上場か
日本経済新聞社や各社が、タカラレーベルが太陽光発電ファンドの東証インフラファンド上場を目指して新会社を設立したことを報道しています。
ファンドによる資金獲得で、現状タカラレーベルが保有している太陽光発電の100MWを、130MWへ増やす計画とのことです。
東証インフラファンドとは
東証インフラファンドとは、インフラのファンド化のために作られた市場です。不動産投資信託(REIT)のインフラ版と考えればよろしいかと思います。
市場自体は15年4月にできていたようですが、いまだに上場商品はなく、タカラレーベルが第1号を目指すようです。
ファンド化のメリットは
われわれ個人単位の太陽光発電ファンド化のメリットを考えてみました。
大きく3つのメリットが考えられます。
- 太陽光発電へ参加のしきいが下がる
- 購入と売却が容易(=換金性が高い)なため投資としての参加が可能に
- 既存の太陽光施設売買の活性化(主にメガソーラー)
太陽光発電への参加が容易に
これまで少なくとも数100万円からでなければ購入できなかった太陽光発電施設が、もっと低い金額で購入できるようになります。
いきなりそんなに大きな投資はできないと躊躇していた方の参加が容易になります。
購入と売却が容易(=換金性が高い)
いままでもエコの輪のような太陽光ファンドはありましたが、売買の難易度が高いものでした。
(”買う”はまだしも”売る”は、ほぼできませんでした。)
東証インフラファンドによって、その”売る”が容易になります。
もちろん当初は市場規模は小さいでしょうから、言うほど簡単に売れるものではないでしょうが、まずは大きな一歩でしょう。
既存の太陽光施設売買の活性化
現状の太陽光発電施設の売買は活発とはいえません。
銀行などからの融資時に太陽光発電施設が担保とできないのは、”売れないから”のようです。
中古太陽光発電施設の売買が活性化すれば、太陽光発電施設を資産として評価される可能性がでてくると考えています。
もちろん管理の手間を考えると、ファンドが購入するのはメガソーラーしかありえませんので、
我々個人が持つ低圧太陽光発電物件が恩恵をうけれるのはまだまだ先の話とは思います。
とは言え、こちらもまずは大きな一歩だと感じています。
まとめ
我々個人単位の太陽光発電ファンド化のメリットは大きく3つ。
- 太陽光発電へ参加のしきいが下がる
- 購入と売却が容易(=換金性が高い)なため投資としての参加が可能に
- 既存の太陽光施設売買の活性化(主にメガソーラー)
もちろんすべては「これから」にかかっているが、太陽光発電にとっての大きな一歩!です。