2019/06/10
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2016年度の太陽光発電の税制優遇を考える
2015年度には、太陽光発電の普及促進のために、大きく2つの税制優遇がありました。
- 生産性向上設備投資促進税制
- グリーン投資減税
の2つの税制優遇です。
先日、グリーン投資減税について記事にさせていただきましたが、
本日は、2016年度の太陽光発電の税制優遇について考えてみたいと思います。
2016年度では太陽光発電の税制優遇は縮小
昨年末より、ニュースなどで2016年度の太陽光発電の税制優遇は縮小されることが報道されています。
私も「ふ~ん、そうかぁ」ぐらいに考えており、あまりまじめに見れていませんでしたが、先日の記事にコメントいただき改めて内容を調べてみました。
グリーン投資減税
前述の記事で言われている税制優遇の縮小は、このグリーン投資減税に対するもののようです。
これまで何度か延長している太陽光発電に対するグリーン投資減税ですが、2016年には延長されないことがほぼ確定のようです。
2014年度にグリーン投資減税の100%即時償却が終了になり、2015年度でグリーン投資減税が適用外になるとのことで、非常に残念です。
ちなみに太陽光発電以外のグリーン投資減税はまだ続くようです。
生産性向上設備投資促進税制
私は生産性向上設備投資促進税制も、太陽光発電は適用中止になるのかなぁと考えていましたが、
少なくとも現段階では「適用中止」となるとの情報ソースは発見できませんでした。
実際にはすでに太陽光発電販売会社は2016年度の税制優遇として50%即時償却を訴求しています。
そもそも2015年度開始当初も、生産性向上設備投資促進税制に関しては「太陽光発電施設が対象か?対象外か?」で議論されていました。
そう考えると、わざわざ太陽光発電施設だけ、明確に「適用外」と宣言することは無いのではないかと考えます。
まとめ
2016年度の太陽光発電の税制優遇は
- グリーン投資減税:適用外
- 生産性向上設備投資促進減税:50%即時償却
と言う事になりそうです。
ただし、2015年度の生産性向上設備投資促進減税のように、どこかから隠しネタが飛び出してくる可能性もありえます。
注意しながらウォッチしておきます。
コメント
ちなみに一部の太陽光の業者が宣伝してる、中小企業投資促進税制は税理士さんとも確認しましたが太陽光施設に対しては適用外でした。この税制に適用可能な利回りを生む施設があれば太陽光の収益をこちらに回し、リスク分散も同時に達成できますね^^当面は太陽光で頑張りますが。。
グリーン投資減税は太陽光以外には続いてるそうですが、個人が投資できるものでいえば残りは風力でしょうか。ただし風力の場合グリーン投資減税が適用になる施設はメガソーラーなみに高いです。規模適用基準が少し下がってくれればやりやすいですね。。
by taka 2016年2月25日 1:21 PM
takaさん
中小企業投資促進税制ですか?そんなのもあるんですね。
ちょっと調べてみましたが確かに太陽光には使えなさそうな記載が多かったです。
情報ありがとうございます!
風力はいろいろなところで話は聞きますが、申請だけならまだしも、実際に個人レベルで動いている話はいまだに聞かないですね。
税制優遇はさておき、もう少し情報がではじめると動きも出てくると思うのですが。(=だれかが人柱に。笑)
by あおそら 2016年2月27日 10:01 PM
正確には、自家消費用の太陽光発電装置もグリーン投資減税の対象です。
あくまでFIT用のみです。対象外は。
by 匿名希望=通りすがり(鬼) 2016年2月29日 8:50 PM
通りすがり(鬼)さん
10kw以下ということですよね?なるほど!
・・・使いどころが難しいですね。
by あおそら 2016年2月29日 10:58 PM