2019/06/10
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2050年までに再生可能エネルギー100%を達成する方法@アメリカ
先日、ギズモードにて
脱原発&火力発電ゼロまで可能…全米で再生エネルギー移行の新プラン
という興味深い記事がありました。
これはとある学者(記事にはエンジニアとあります)さんが、アメリカにて2050年までに再生可能エネルギを100%を達成する方法を、科学的に無理の無いといわれる方法で、示したものです。
詳細は記事を読んでいただきたいのですが、
キモとしては
1.消費電力自身を下げる
2.地域にあった再生エネルギーを使う
ということです。
これによるメリットとして
1.結果的に電気代が下がる
2.雇用が生まれる
3.大気汚染がなくなり健康になれる
があげられています。
再生可能エネルギーを100%って日本で実現は可能?
夢のような話ですが、では実際日本での実現は可能なのでしょうか?
素人考え(マスオさん的発想)にて恐縮ですが、日本の全住宅(6000万家)の屋根に5kwの太陽光パネルをつければ
ざっくり5000kw/年×6000万=3000億kWhの発電量です。
日本の発電量の総量は10,000億kWhぐらいですので・・・ぜんぜん足りませんね。(苦笑)
経済性考えればメガソーラーのほうが有効でしょうから、
上記のような考え方よりも耕作放棄地をすべて太陽光パネルにしてしまう等のほうが現実的かもしれません。
もちろんコスト面で難しいのは重々承知しています。
発電効率一気に向上したり、一気にコストが下がるというような技術的なブレイクスルーがなければ、
やはりなかなか難しそうです。
とは言え、一度太陽光発電所を作ってしまえば、エネルギーの安定供給につながりますので、エネルギーの枯渇を心配する必要がありませんし、輸入大国日本の視点から言っても、有事のときにも安心です。
化石燃料にたよらない社会を目指すという考え方自身非常に良いと思いますので、個人的には無理無理無理無理いわずに、ぜひチャレンジしてほしいです。
ちなみに、
我々、発電事業者視点で考えると、電力の価値がさがるという意味ですので、短絡的には残念な方向ともいえますが、
再生エネルギーの地位が向上するという意味では応援すべきことだと思っています。