2019/06/10

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この記事の目次
●さらに進化する屋根一体型太陽光パネル(太陽光パネル屋根材) <スマートコミュニティジャパン2015 レポート4>
スマートコミュニティジャパン2015のレポート第4弾です。
スマートコミュニティジャパン2015は、
次世代エネルギーと、新しいまちづくりのための総合展示会
です。(公式HPにより引用)
スマートコミュニティジャパン2015公式HP
●これまでの内容
・大盛況!スマートコミュニティジャパン2015に行ってきました。
・追尾式ソーラーパネルの可能性<スマートコミュニティ展レポート2>
・太陽光パネルお掃除ロボット「リソラ」を見てきました<スマートコミュニティ展レポート3>
本日は太陽光パネル屋根材(屋根一体型太陽光パネル) をご紹介します。
●屋根一体型太陽光パネルとは
そもそもコレのことをどのように呼んでよいのか良くわからないのですが、
とりあえず屋根一体型太陽光パネルと書きました。
一般的な屋根の上に太陽光パネルを置くスタイルではなく、屋根の代わりに太陽光パネルを配置するというスタイルのものです。
私が知る限りではパナホームが一番初めにエココルディスをだし、それから類似商品が増えてきたのだと思っています。(違っていたらすいません。)
新築時に太陽光パネル屋根材を用いると、これまでの屋根材(瓦など)が不要となりますので、その分コスト効率が良くなります。
また、太陽光パネルは、一般的な屋根材よりも強度がはるかに高く、こと風雨をしのぐための屋根材としては50年ぐらいの寿命は見込めるとの事でした。(瓦やトタンと比べるとはるかに長持ちとの事。)
●エコテクノルーフ
今回展示していたエコテクノルーフは、アルミサッシのような枠型に太陽光パネル屋根材をパタパタと差し込んでいくイメージの商品でした。
本商品であれば、瓦やトタンの代替として、新築時だけでなくリフォーム時の需要を狙えそうと思っています。
田舎のほうに行くといまだに瓦やトタンの家が相当数ありますので、
FITと組み合わせて「実質負担0で50年間(≒所有者の一生涯)雨漏りがなくなります。」等のビジネスモデルが実現できれば、新たな市場を開拓できそうです。
●さらに進化する屋根一体型太陽光パネル
話を伺ったエコテクノルーフさんでは、さらなる進化として、以下のようなものを検討中とのことでした。
1.太陽光発電と集熱パネルの組みあわせでさらなるエネルギー効率Up
太陽光発電では、熱エネルギーは有効に使えていませんので、そのエネルギーをうまく取り込むことで、
システム全体のエネルギー効率をUpできます。
さらに進化させれば、太陽光パネルを冷やすことで、発電効率もUpも考えられそうです。
2.集熱パネルに熱水を循環させて雪下ろし
集熱パネルに熱水を循環させることで、雪を溶かし、雪下ろしをさせます。
もともと太陽光パネルは、滑りやすいので雪が積もりにくいようですが、本システムと組み合わせることで、
豪雪地域での雪下ろし事故を減らすことが狙いとのお話でした。
●まとめ
これから新築される一戸建ては、ますます太陽光パネル搭載が増えるはずです。
同様にリフォーム市場にも、このような商品が増えることで、太陽光のますます普及が期待できます。
雪おろし不要な太陽光発電システムなど、さらなる進化も含めて、今後ぜひ盛り上げていきたい分野です!