2019/06/10
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ソーラーフロンティアの事業戦略
- 本日も太陽光関係の面白い記事ネタをご紹介させていただきます。
※記事ネタの連投で恐縮ですが、記事ネタ=時事ネタなのでお許しください。本日は東洋経済Onlineより
⇒昭和シェル、ソーラー子会社はどう戦うのかです。
昭和シェルのソーラー子会社=「ソーラーフロンティア」のことですね。
(かえって分かりづらいタイトルだと思うのですが)2014年秋の連携保留、いわゆる「九州電力ショック」後のソーラーフロンティアの戦略を
平野社長へインタビュー形式でうかがった良記事です。 - ところで、私はソーラーフロンティアの悪い話をほとんど聞いたことがありません。
宮崎(=私の出身地)にメイン工場をもつソーラーフロンティアですので、私自身がひいき目に見てしまっているため、そのようなフィルターがかかっている可能性はありますが、みなさまいかがでしょうか?
※この記事を書きながらよくよく考えてみると「忙しくて手が回ってなくて対応が遅い」という話を聞いたことがありました。
(・・・ご愛嬌ということで。) - さて、2015年には東北工場を竣工。飛ぶ鳥を落とす勢いに見えるソーラーフロンティアです。
どのような戦略を持たれているか気になるところです。
詳細は東洋Onlineの記事をお読みいただきたいのですが、私が気になったことは、・コスト競争力には自信があり
・事業の柱は
・住宅向け
・BOT(Build, Operate, Transfer)
※太陽光発電所を作ったのち電力会社やファンドなどの投資家へ売却する
・今後は海外生産も進めていくといったところです。
- 特に「コスト競争力には自信あり」というところが頼もしく感じました。
実際、ソーラーフロンティアのCISパネルは他社と比べて高いですからね。
これは他社の太陽光パネルに対して付加価値があると考えており、戦略的に価格を上げているとも読み取ることができます。本当は値段を下げれるのに「価格競争をしなくても勝てる」と判断しあえて高く売る
このような戦略眼がある会社は今後も伸びていくと思います。インタビューには登場しませんが、
先日プレスリリースされた薄型の折り曲げ可能な太陽光パネルなども
新しい付加価値としてソーラーフロンティアを背負っていける技術になりうると考えています。
ぜひ商品化を目指してほしいところです。
コメント
ソーラーフロンティアには恨みはありませんが
リスクはかならず、説明してますね。
他のパネルと比べると2割程度面積が大きくなる
商業実証機で20年の発電実績はまだない。(衛星の電源としてより過酷な宇宙で数年使っているから、大丈夫とも説明してますが)
セレン含有なため、廃棄パネルの回収はSF頼りとなる
この3点がリスクといえばリスクです。
by 通りすがり(鬼) 2015年9月11日 8:15 AM
通りすがり(鬼)さん
教えていただいた3点、恥ずかしながらひとつも知らなかったです。^^;
特に1番目に関しては、用地対効率で言えばよろしくないですね。(結局、安いパネルを過積載するのと変わらなくなる?)
勉強になります!!
by あおそら 2015年9月11日 9:28 AM