2019/06/10
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この記事の目次
●追尾式ソーラーパネルの可能性 <スマートコミュニティジャパン2015 レポート2>
スマートコミュニティジャパン2015のレポート第2弾です。
スマートコミュニティジャパン2015は、
次世代エネルギーと、新しいまちづくりのための総合展示会
です。(公式HPにより引用)
スマートコミュニティジャパン2015公式HP
本日より、面白かった個別の内容を紹介させていただきます。
本日は自動追尾式太陽光パネルをご紹介します。
●太陽光自動追尾とは?
神奈川のGritexさんが太陽光の自動追尾の太陽光発電システムを展示していました。
太陽光追尾のシステムはいくつか種類がありますが、
今回の展示である太陽光自動追尾は、呼んで字のごとく”自動”なところがキモです。
実用新案取得済みの”全天候目視センサー”が太陽ある位置を判断し、最適な角度にパネルを自動で動かします。
●太陽光自動追尾のメリット
太陽光追尾の最大のメリットは、もちろん発電量が上がることです。
シミュレーションでは、春で180%、夏でも140%、おどろくべきことに冬では470%にもなるとのことで、
通年では170%の発電量になるとのことでした。
もちろん知識としてはもっていましたが、実データを見るとやはりびっくりしてしまいます。
本展示では、自動化するメリットとして、
難しい初期設定や追尾補正のメンテが不要、その結果、コストダウンがなされるとしています。
またその時々の受光量が最大となるように常に計算されているため、太陽軌道計算のアルゴリズム型に比べて、より細かく効率的に光を受けることができます。
●太陽光自動追尾のデメリット
ここからは私が考えるデメリットの紹介となります。
1.駆動部が増えるため、単純な架台に比べて故障可能性があがる。
→シリンダー型を採用しているため故障は少ないそうです。
2.光を有効に拾うということはそれだけ影が長くなることになりますので、結果として広い土地が必要となります。
→逆に言えば狭いスペースへの設置に向いているともいえます。
●まとめ
やはり発電量1.7倍は魅力的です。
たとえば発電量に定評のあるソーラーフロンティアで1.3倍の上ブレを期待する場合
その効果はかけ合わせられますので(ますよね??)、実に2.2倍まで跳ね上がることになります!
実際に、事業として導入を考える際には、
土地の調達コストと、故障率を考慮して、導入可否を考えるべきとは思いますが、
男はいつになってもメカメカしいものが大好きなんですよね。
やはり無条件に惹かれてしまいます!!